台湾の冬至は「湯圓」を食べます
今日は冬至ですね。
日本ではかぼちゃを食べたりゆず湯に入ったりしますが、台湾では「湯圓」という白玉に似たお団子を食べたり、麻油鶏(ごま油を多く使った鶏肉料理)といった栄養補給ができて身体が温める食べ物を食べます。
「湯圓」は丸い形をしていることから「家族円満」を象徴するものとして、冬至だけでなく旧正月にも家族で一緒に食べる食べ物のひとつです。
中にお肉が入ったものや小豆やピーナッツが入った甘いものもありますが、紅白の色をしためでたい色のものも好まれます。
こんな風に麺と一緒になったものもあるんですよ。
湯圓は家庭で作るご家庭もありますが、お店でももちろん購入できます。
冷凍のものもスーパーマーケットなどで売っているので、そういうものを買ってくれば簡単に食べられます。
今回、台湾FDAでは「110年節慶時令食品稽查抽驗專案--冬季時令食品」計画を立てて、冬の季節商品として販売されている食品643件について抜き取り調査をしました。
昨日20日にその結果が発表されましたが、643件のうち3件に不合格品があったことがわかりました。
基準値を越えた防腐剤を使っていた商品が2件、使用禁止の酸化剤を使っていた商品が1件でした。
防腐剤に違反した商品のひとつが「湯圓」でした。
消費者としては、こういうものが普通に販売されていて、身体の中に入ってしまうと思うと恐いです!!!
定期的にこうやって抜き打ち検査をしてくれるのは安心のために必要だと思います。
さて、摘発された商品についてはどのような罰則があるのでしょう。
台湾にももちろん「食品安全衛生管理法」があり、食品についての細かい規定があります。
今回のような食品添加物の違反については、新台湾ドル3~300万元の罰金が科せられる可能性があります。
このように台湾では消費者の安全を守るために食品、化粧品などについての抜き打ち検査もよく実施しています。
輸入商品についても、使われている添加物などのチェックはとても厳しいです。
私も「食品安全衛生管理法」などについては日々勉強中ですが、消費者のニーズによって法律もよく変更されるのでついていくのが大変です~。
冬至・・・今日は甘い湯圓でも食べに行きたいと思います。